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Themeプロが教える!プロテクションフィルム(PPF)とは?機能や効果、コストについて徹底解説

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皆さんこんばんは。いつも車に貼っているものです。少し間が空きまして、梅雨真っ只中ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

これまでこのコラムのページではカーラッピングの魅力を中心に熱く語ってきましたが、弊社で扱っているフィルムはこれだけではありません。

カーラッピングについて詳しく知りたい方はこの記事をご覧ください。
愛車を変身させる!カーラッピングの魅力とメリット

今回取り上げたい別種のフィルム、その名も、

プロテクションフィルム(PPF)

です! 施工した写真がこちら!

…一見貼っていないように見えますが、実際には貼られています。透明なフィルムのため写真だけでは伝わりにくいかもしれません。ですが、目に見える範囲にとどまらない、素晴らしい機能をいくつも兼ね備えたフィルムなんです。
この記事では、愛車の塗装を飛び石や擦り傷から守る『プロテクションフィルム(PPF)』について、機能・施工方法・費用相場まで徹底解説します。

プロテクションフィルムとは?

多くのメリットがあるカーステッカーですが、導入の際にはいくつか気を付けていただきたい点もあります。

  • 基本的な機能
     正式にはペイントプロテクションフィルムという商品で、頭文字をとってPPFとも表記します。読んで字のごとく、車の塗装面をキズや汚れから保護することを主な目的としたフィルムです。表面の状態を美しく保つため、車の外観の維持、車の価値を守る等の役割もあります。
  • 他のコーティング方法との比較
     車体に施すコーティングが持つ汚れ防止、美麗な外観の保持という特徴に加え、物理的な損傷(飛び石、擦り傷等)から車体を守るという機能があります。これはプロテクションフィルムならではの強みですね。
  • 使用される素材と特性
     多くの場合、プロテクションフィルムには伸縮性と柔軟性に優れたポリウレタン素材が採用されています。これにより極めて透明度が高く、なおかつ丈夫で破れにくいフィルムにすることができます。すなわち外観を美しく保つ透明性と、衝撃や傷によるダメージを抑える、衝撃緩和機能に優れているのが大きな特徴です。
     透過性が大きな特徴ではありますが、マットな質感にすることができるものや、色付きのプロテクションフィルムも存在します。
  • 歴史と進化
     もともとプロテクションフィルムがどのように開発されたかを辿ると、そのルーツは軍用のヘリコプターに行きつきます。過酷な環境下に置かれることが多いヘリのローターブレードを保護するためのフィルムが開発され、それが転じてスーパーカーなどの車両の保護に用いられるようになりました。
  • 市場での人気傾向
     前述の通り、車両へ最初に導入されたのは、いわゆるスーパーカーといわれるような高級車が中心でしたが、近年ではより幅広い車種にディーラーオプションとして採用されるなど、その知名度が広がりつつあります。

プロテクションフィルムの効果

  • 飛び石からの保護効果
     走行中の飛び石によるダメージは、車の塗装面に深刻な影響を与える場合があります。プロテクションフィルムを貼り付けることで、強い衝撃による塗装ハゲや表面の凹みを大きく軽減することができます。
  • 擦り傷への耐性
     ポリウレタンの厚いフィルムの層を持つため、物が接触して起こる擦り傷も防止する効果があります。細かく小さな傷であればまた元通りになる自己修復機能も兼ね備えたプロテクションフィルムもあり、日常生活でつきがちな細かな傷の心配もありません。
  • 紫外線からの保護
     紫外線をカットする機能をもったプロテクションフィルムを使えば、日光によって塗料の変色を抑えることができます。また塗装面以外にも、例えばヘッドライトに新車の段階で施工することで、衝撃・傷からの保護はもちろん、紫外線による色の黄ばみを抑える効果も期待できます。
  • その他の環境要因に対する耐久性
     丈夫なポリウレタンの層で守るので、油性の汚れに対しても強い耐久性を発揮します。泥や鳥の糞、花粉や黄砂などの日常起こりうるような汚れであれば、ついてしまってもすぐに拭き取れるので、メンテナンスも容易になります。また輸入車によく用いられているメッキ調のドアモールに施工することで、経年による表面の白けを抑える効果も期待できます。

施工コストと費用対効果

  • 施工にかかる平均費用
     一概にこの価格でできる、という数字を明示できるわけではありませんが、例えば弊社で施工するとすれば以下のような価格です。

      ヘッドライト施工:¥30,000~
      バンパーのみ:¥100,000~
      フロントフルセット:¥300,000~
      フルセット:要相談

     もちろん形状や施工したい箇所によっても価格の変動があります。あくまで一例のため費用に関してもお気軽にご相談ください。
  • 施工範囲による価格の違い
     どこまでを施工範囲とするかによって、値段は大きく変動します。先にも述べた通り伸縮性や柔軟性に優れたフィルムのため、様々なパーツの保護をすることが可能です。車をどんな形で保護していきたいか、お客様の利用シーンに合わせた施工を柔軟に行うことができますので、施工を検討される際はまずはお気軽にご相談ください。
  • DIY施工とプロ施工のコスト比較
     個人でDIYすることもできますが、施工するために必要な環境や道具を整えたり、きれいに貼るために技術が必要になったりと、かなりハードルが高いことも事実です。プロの施工店であれば、環境や道具、施工技術を習得したスタッフなどの要素はもちろん、貼りたい車の形状に合わせてマシンカットしたプロテクションフィルムを作成できるので、より無駄なく、効果的に車を保護することにつながります。プロテクションフィルムを施工する場合は、施工のための設備が充実し、実績あるスタッフがいる施工店にご相談いただくことをおすすめします。
  • 長期的なコストメリット
     ラッピングフィルム同様、プロテクションフィルムにも耐用年数があります。使用状況によって変動はありますが、例えばXPEL社のULTIMATE PLUS(アルティメット プラス)というフィルムであれば、耐用年数は5年といわれています。貼り替えを行うことでより長い期間車体を汚れ、傷、衝撃から守ることができ、資産価値を保てます。
  • 安価なプロテクションフィルムの注意点
     近年では多くの新興メーカーが独自に開発したり、より安価な商品を発表したりもしてはいます。ですが実際に長く使えるかどうか、効果がしっかり出ているのかという点においては、多くの施工実績や商品改良を重ねているXPEL社や3M社のプロテクションフィルムを使用した方が、より安心して高い効果を得ることができると考えられます。

施工範囲とポイント

  • すべての車種に対応可能か
     どこまでを施工範囲とするかによって、値段は大きく変動します。先にも述べた通り伸縮性や柔軟性に優れたフィルムのため、様々なパーツの保護をすることが可能です。車をどんな形で保護していきたいか、お客様の利用シーンに合わせた施工を柔軟に行うことができますので、施工を検討される際はまずはお気軽にご相談ください。
  • 最も効果的な施工部位
     お客様の要望に合わせ、様々な形で施工が可能です。
  • フル
    車の塗装面全体に施工します。全面的に塗装面の劣化や傷を防ぎ、車の資産価値を守ることができます。
    汚れた場合にも容易にメンテナンスすることができます。
  • フロント周り
    フロントバンパーやボンネットなど、車の正面を中心に貼り付けることで、飛び石などから車体を守ります。
  • 日常的な生活キズからの保護
    ドアハンドルやドアカップ、ミラーなどといったひっかき傷をつけがちな箇所に貼るだけで、そうした傷を防ぐことができます。
  • 部分施工と全面施工の違い
     全面施工に比べ部分施工の場合、当然保護しているところとそうでないところが出てきます。車の利用状況や、どんな目的で車体を保護したいかによっても、適切な貼り付け箇所が変わってきます。また全面施工の場合はより施工にかかる時間や料金が大きくなる場合があります。
  • 施工時に考慮すべきポイント
     先ほども触れましたが、耐用年数があるため一度貼ったら終わり、というわけにはいかず、貼り替えの必要が出る場合があります。
     また塗装面の状態(再塗装している、タッチアップ処理がしてある等)によっては、剥離の際、あるいは施工中においても塗装が剥がれてしまうトラブルが起こる可能性があります。施工の前には車体や塗装面の状態をよく確認する必要があります。
     施工の際は大量の水や専用の施工液を使用して貼り付けを行う影響で、設備の整った場所で数日間にわたって車を預かったうえで施工する、というケースがほとんどのため、その点も考慮する必要があります。
  • メンテナンス方法
     衝撃や傷に強いフィルムであるとは何度もご紹介してきましたが、汚れなどをメンテナンスする際は、手洗いでの洗車を推奨します。洗車用洗剤は研磨剤等を含まないものを使用し、高圧洗浄機やスチーマーなどの機器の使用はフィルムが剥がれてしまう原因となるため避けてください。また施工後すぐはフィルムの糊が定着しきれていない可能性があるため、洗車作業は施工後1週間程度たってから行うようお願いします。

まとめ

 ということで、駆け足ではありますがプロテクションフィルムについてご紹介してきました。汚れの防止だけでなく、衝撃や傷からも強力に保護することによって車の資産価値を守る。目には見えないかもしれないけれど、お客様の車を美しく、がっちりと守るこのフィルムの魅力が少しでも皆さんに伝えられていれば幸いです。
 プロテクションフィルムの施工をご検討の方は、お気軽にご相談ください。お車に合わせた最適な施工プランをご提案いたします。
それでは今回はこの辺で。

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